挨拶message

【理事長からのメッセージ】

理事長

加藤敏明Toshiaki Kato

この度、社団法人日本食文化会議の理事長を務めさせて頂く事になりました。日本食文化会議の発展と皆様の期待に応えるために、最善を尽くす覚悟です。

今年の理事会の目標としては、未来に向けた持続可能な組織を目指すため、五カ年計画「日本食文化会議 VISION 2028」を策定します。

さらに、本年度の具体的な活動としては、以下の取り組みを進めていきます。

  • 1.食文化情報の定期的な発信:むすびPLUSなど、食文化に関する情報を広く発信し、皆様にお届けします。

  • 2.会員同士の交流機会の促進:会員同士が交流できる機会を創出し、会員同士の理解促進や連携を深めます。

  • 3.専門家会員の事業活動の支援:専門家会員の皆様の事業活動をサポートし、事業活動の発展を支えます。

私が、理事長しての役割を果たすためには、皆様のご協力とご理解が欠かせません。皆様のご指導やご支援をいただきながら、具体的な取り組みを進め、日本食文化会議の発展に力を注ぐ所存です。

皆様の温かいご支援に心から感謝申し上げ、今後とも一層のご協力をお願いいたします。

何卒、よろしくお願いいたします。

【創業者の想い】

上杉孝久Takahisa Uesugi

文化と言う言葉の定義を調べてみると「人類の理想を実現していく、精神の活動。技術を通して自然を人間の生活目的に役立てていく過程で形づくられた、生活様式およびそれに関する表現」(岩波国技辞典)とあります。これを「食」で考えてみると「食文化」となります。つまり日本の食文化とは、われわれ日本人の歴史に沿って進化してきた「食物」を中心とする生活様式なのです。さらに日本の食文化には、他民族の食物や料理も同化する力がありました。

私の専門分野の日本酒で言えば、大陸から入って来た麦麹を使ったアルコール発酵が、いつの間にか日本独自の米麹を使ったアルコール発酵になり、千数百年の間にさらに進化して、現在の日本酒として続いています。
 この食文化の歴史の流れは、日本人として「受け継ぎ」「守り」「育てて」「伝える」べきもので、それこそが日本食文化会議の存在意義なのです。

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