組織紹介about

日本食文化の歴史伝統を国内外に発信。
多様な食文化を共有し、世界平和へ貢献。

当会議(以下、JFCF)は、料理人、料理研究家、フードジャーナリスト、フードコーディネーター、写真家、作家、学者(文学、哲学、農学、建築学、民俗学、学術)、食材生産者等、先端的な活動をしている「食」の専門家ならびに伝統・伝承文化の継承者が自発的に集まった任意団体が始まりである。それぞれの専門分野の垣根を越えて会員相互で研究・交流・啓発しあうことで、多角的視点からの“日本食文化”を国内外へ発信し、食文化の共有による世界平和への貢献を目的とする。世界無形文化遺産に登録された「和食;日本人の伝統的な食文化」の保護・継承に責任を持つ組織として、政府主導で設立したのが一般社団法人「和食文化国民会議」である。平成25年7月に政府、学界、産業界で結成した『和食文化の保護・継承-国民会議」が前身であり、同年12月4日に文化遺産登録が実現したのを機に、一般社団法人へ模様替えした団体である。いうなれば、和食文化国民会議が「官」主導ならば、JFCFは「民」主導の運動体といえる。

JFCFの発端は、2015年6月、料理本アカデミー賞と称される「グルマン世界料理本大賞」にて世界大賞2015最高位「殿堂」を受賞した松本栄文氏(当法人代表理事)の呼掛けによって、同世界大賞歴代日本人受賞者たちが集い始めたことにある。同世界大賞の創設者エドワード・コアントロー氏は「料理本とは食の多様的“文化哲学”を記すからこそ歴史的に真価をもつ」ものだと提唱している。私たちは、この精神を受継ぎ「日本食文化の多角的真価を百年先へ伝えていく」ことをコンセプトに「日本食文化会議−記念シンポジウム」(2015年12月10日・東京都渋谷区)を開催した。

JFCFの記念大会では、グルマン世界料理本大賞受賞された著者、料理家、生産者、食に造詣の深い方々が総勢400名以上も集まり、そのシンポジウムでは「食と料理」、そして「歴史」が「食文化」と深く関連していることが話題となった。料理が私たちの生活に密接に関連し一部となっていることから、食に関わる多くの方々の交流が、料理に限らず「人が生きる社会」を後世に伝えることが可能な社会とするために必要な、新しい連携やコラボレーションを作り出すことにつながることを共有したのである。日々の暮らしの中にある「食」は、今を生きる私たち自身が楽しむことのできる料理を創りだすことが可能なだけではなく、古(いにしえ)から受け継がれてきている伝統を次世代に大切に伝えることなど多様な役目を持っていると考えられる。今昔関係なく、「食」は地域の特性や歴史、食材を生産される方や料理をする方の哲学や信念が強く反映され、それらの想いの中に作られた料理を楽しまれる方の感動も内包され伝えられていくものだいえる。

私たちの生活の一部である料理を通じ、食に対する歴史と文化への知識と理解を深め、日本食文化に受継がれる事実と其の想いを後世に伝えること、料理を楽しまれる方にも発展的な刺激を与える続けること、さらには、料理に対する新しい価値 観を創出し共有できるようになることを目指し、当会議を「一般社団法人日本食文化会議」として設立したのである。

団体概要overview

名称
一般社団法人日本食文化会議
英文名
FOUNDATION FOR JAPANESE FOOD CULTURE FORUM (略称 : JFCF)
設立
平成28年(2016)11月23日
住所
〒102-0082 東京都千代田区一番町19番地 「Good Food Japan株式会社」内

組織図organization chart

組織図

定款articles of incorporation

定款(PDFファイルが開きます)

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